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TMMAで平滑化したPGOを表示するMT5インジケーター「PGO_TM_smoothed」

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PGO_TM_smoothedスクリーンショット

逆張りでエントリーするタイミングや、イグジットするタイミングを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「PGO_TM_smoothed」は、移動平均とATRをもとに算出されるインジケーターで次のような方に向いています。

  1. 逆張りでエントリーするタイミングを分析したい方

  2. イグジットのタイミングを分析したい方

この記事では「PGO_TM_smoothed」について詳しく解説します。

  1. PGO_TM_smoothedの概要
  2. PGO_TM_smoothedを表示する方法
  3. PGO_TM_smoothedのパラメーター解説
  4. まとめ

PGO_TM_smoothedの概要

PGO(Pretty Good Oscillator)は、終値と単純移動平均の差をATRとの比率で算出したオシレーターで、下記の方法で算出されます。

PGO=終値-n期間の単純移動平均/ATR

ATRの平滑化には通常、指数平滑移動平均が用いられますが、「PGO_TM_smoothed」では、Tim Morris MA(TMMA)が使用されています。

TMMAは、2004年にTim Morrisによって開発され、15分足などの短い時間枠でうまく機能しやすいという特徴があります。

使用方法は通常のPGOと同じで、PGOが2より高い水準にある場合には、買われ過ぎのシグナルです。

反対に、PGOが-2より低い水準にある場合には売られ過ぎである可能性を示しています。

ポジションを持っている場合は、0の水準との交差がイグジットのシグナルです。

買われ過ぎ・売られ過ぎ水準に関しては、2と-2ではなく3と-3に設定して使用される場合もあります。

デフォルトの状態では2と-2に設定されていますが、ダマしのシグナルが多い場合は、3と-3に変更してみると良いでしょう。

PGO_TM_smoothedを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

PGO_TM_smoothedのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

PGO_TM_smoothed

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

PGO_TM_smoothedのパラメーター解説

PGO_TM_smoothedパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

PGO period

計算期間

初期値:89

PGOの計算期間を設定します。

Price

適用価格

初期値:PRICE_CLOSE

PGOの算出に用いる価格の種類を設定します。

TM smoothing

TMMAの期間

初期値:5

TMMAの平滑化期間を設定します。

TM damping

平滑化率

初期値:5

TMMAの平滑化率を設定します。

TM noise

ノイズ感度

初期値:2

TMMAのノイズ処理の感度を設定します。

「PGO period」は、「PGO_TM_smoothed」の算出期間を設定するための項目です。

大きな値に設定すると、PGOに長期的な移動平均が適用されます。

「TM smoothing」は、TMMAの平滑化期間を設定するための項目です。

大きな値に設定するほど、平滑化の度合いが高くなります。

まとめ

「PGO_TM_smoothed」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 終値と単純移動平均の差をATRとの比率で算出したオシレーター。

  2. ATRの平滑化にTim Morris MAを使用している。

  3. エントリーとイグジットのタイミングを分析できる。

「PGO_TM_smoothed」は、逆張りでエントリーするタイミングと、イグジットするタイミングを分析したい方に向いているインジケーターです。

国外サイトでは通常のPGOの情報がそれなりに出回っているようですが、「PGO TM smoothed」はTMMAを使用しており、通常のPGOとは異なる為、導入にあたっては十分に検証した方が良いでしょう。