先行指標付きのオシレーターを表示するMT5インジケーター「RMO」
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動きの速い相場でトレンドの転換を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「RMO」は、オリジナルのRMOにシグナルラインを追加したインジケーターで次のような方に向いています。
トレンドの転換を分析したい方
動きの速い相場で取引している方
以上のような方のためにこの記事では、「RMO」について解説します。
RMOの概要
定番のオシレーターには、多くの人に支持されるだけの理由があり、優れたものも多いですが完璧なオシレーターなど存在せず、それぞれ欠点を持っているものです。
あまりメジャーではないオシレーターも取り入れてみることで、そういった欠点をカバーすることが出来る場合もあります。
オリジナルのRMO(Rahul Mohindar Oscillator)は、Rahul Mohindarによって考案されたオシレーターです。
「RMO」には、開発者によってシグナルラインが追加されています。
また、通常のRMOはヒストグラムで表示する場合が多いですが、このインジケーターは、RMOを折れ線グラフとして表示。
第1シグナルと第2シグナルもラインで表示されます。
緑のラインがRMOで、赤のラインが第1シグナルライン、青のラインが第2シグナルラインです。
RMOが0水準を下から上に抜けた場合、相場が上昇する可能性を示し、反対に上から下に抜けた場合は相場が下降する可能性を示しています。
インジケーターの開発者によると、第1シグナルラインと第2シグナルラインの交差は、先行指標として利用できるものの、リスクが高くなるとのことです。
1時間足でざっと見た限りではうまく機能していないように見えます。
使用する時間枠やパラメーターの設定を検討した上で、使用する必要がありそうですが、先行指標付きのインジケーターというのは、なかなか魅力的なのではないでしょうか。
RMOを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
RMOのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
RMOのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Period1 |
第1シグナルラインの期間 初期値:30 第1シグナルラインの算出期間を設定します。 |
Period2 |
第2シグナルラインの期間 初期値:30 第2シグナルラインの算出期間を設定します。 |
Applied price |
適用価格 初期値:OPEN RMOの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
「Period1」「Period2」は、それぞれのシグナルラインの平滑化期間を設定するための項目です。
大きな値に設定するほど、滑らかなラインが描写されノイズが少なくなります。
「Applied price」は、「RMO」の算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。
デフォルトの状態では終値が選択されていますが、高値や安値、始値に変更することもできます。
まとめ
「RMO」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
オリジナルのRMO(Rahul Mohindar Oscillator)に、シグナルラインを追加したインジケーター。
RMOが0水準を下から上に抜けた場合、相場が上昇する可能性を示している。
RMOが0水準を上から下に抜けた場合、相場が下降する可能性を示している。
第1シグナルラインと第2シグナルラインの交差は先行指標として使用できる。
シグナルラインの交差は、ダマしのシグナルが多いため注意が必要。
「RMO」は、トレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
オリジナルのRMOと異なり、シグナルラインを先行指標として使用できるため、動きの速い相場にも対応できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。