平滑化したアクセラレーターを表示するMT5インジケーター「vacc_01」
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値動きの加速や減速をもとに、トレンドの方向を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「vacc_01」は、平滑化したアクセラレターを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの加速や減速に着目して取引している方
トレンドの転換を分析したい方
ノイズの少ないアクセラレーターを探している方
上記のような方のためにこの記事では、「vacc_01」について解説します。
vacc_01の概要
「vacc_01」を起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインが表示されます。
アクセラレーターは、価格の加速・減速をもとにトレンドの転換を分析するためのインジケーターで、MT5に標準でインストールされています。
MT5標準のアクセラレーターは、ヒストグラムで表示され、平滑化処理も施されていません。
一般的なアクセラレーターよりもノイズが少ない点が「vacc_01」の特徴です。
インジケーターの値が0レベルと交差した場合、トレンドが転換した可能性を示唆しています。
転換する方向は、ラインの向きと同じです。
使い方は、一般的なアクセラレーターと変わらないため、普段からアクセラレーターを使用している方であれば、使い方で戸惑うことは少ないでしょう。
vacc_01を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
vacc_01のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
vacc_01のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Acc period (1...100) |
Acc期間 初期値:3 vacc_01の算出期間を設定します。 |
MA period (2...100) |
平滑化期間 初期値:5 平滑化の度合いを設定します。 |
N History (32...1024) |
表示範囲 初期値:255 インジケーターをチャートに表示する範囲を設定します。 |
「Acc period」は、「vacc_01」の算出期間を設定するための項目です。
「Acc period」は1から100までの値に設定する必要があり、ほかの値に設定した場合はエラーになるので注意しましょう。
「MA period」は、平滑化に用いる移動平均の算出期間を設定するための項目です。
「MA period」も設定できる値が決められており、2から100の間に設定する必要があります。
「N History」は、「vacc_01」をチャート上に表示する範囲を設定するための項目です。
100に設定した場合、直近のローソク足から100本前のローソク足までの範囲に「vacc_01」が表示されます。
「N History」も設定できる値が決まっており、32から1024の間に設定する必要があります。。
まとめ
「vacc_01」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
平滑化したアクセラレーターを表示する。
アクセラレーターが0レベルと交差した場合トレンドが転換したシグナル。
「vacc_01」は、トレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
平滑化処理が施されているため、通常のアクセラレーターのノイズに悩まされている方は、試してみると良いでしょう。