ボリュームを考慮したウィリアムズ％Rを表示するMT5インジケータ－「XWPR_Histogram_Vol」

更新日時：2020年12月05日 22:22

価格だけではなく。ボリュームも考慮して値動きの転換を分析する方法はないだろうかと考えたことはないでしょうか。

「XWPR_Histogram_Vol」は、ウィリアムズ％Rをベースにしたインジケーターで以下のような方に向いています。

1. 値動きの転換を捉えたい方

2. ボリュームを考慮して値動きを分析している方

この記事では、「XWPR_Histogram_Vol」について詳しく解説します。

1. XWPR_Histogram_Volの概要
2. XWPR_Histogram_Volを表示する方法
3. XWPR_Histogram_Volのパラメーター解説
4. まとめ

XWPR_Histogram_Volの概要

「XWPR_Histogram_Vol」は、WPR_Histogram_Volというボリュームを考慮したウィリアム％Rの加算平均を示します。

「XWPR_Histogram_Vol」を使用するにはterminal_data_folder\MQL5\Includeフォルダ内にSmoothAlgorithms.mqhをコピーしておく必要がありますので、インジケーターのダウンロードページで「XWPR_Histogram_Vol」と併せてファイルを入手しておきましょう。

インジケーターの見方はウィリアム%Rと同じで、インジケーターの値が極端な値に達すると売られ過ぎ/買われ過ぎとなり、価格が反転する可能性を示すとういものですが、極端な水準はウィリアム%Rの様に20以下で売られ過ぎ、80以上で買われ過ぎといったような固定値ではなく相場の状況によって変動します。

買われ過ぎ水準2を超えたヒストグラムは黄緑色で表示され、買われ過ぎ水準1を超えたヒストグラムは緑色、売られ過ぎ水準2を超えたヒストグラムはオレンジ色、売られ過ぎ水準1を超えたヒストグラムは茶色、どの水準にも到達していないヒストグラムは紫色で表示されます。

単純に買われ過ぎ水準/売られ過ぎ水準にヒストグラムが到達しているかを見るのではなく、ヒストグラムのピーク同士を比較して判断した方が良さそうです。

XWPR_Histogram_Volを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

XWPR_Histogram_Volのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「период индикатора」は、ウィリアムズ％Rの算出期間を設定するための項目で、値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。

「объём」はウィリアムズ％Rに乗算するボリュームの種類を設定するための項目です。

ティックボリュームとリアルボリュームの2種類から選択できます。

まとめ

「XWPR_Histogram_Vol」の特徴をまとめると次のようになります。

1. ウィリアムズ％Rにボリュームを乗算して算出する。

2. 買われ過ぎ水準と売られ過ぎ水準は相場の状況に応じて変化する。

「XWPR_Histogram_Vol」は、ボリュームも考慮して相場の転換を分析したい方に適したインジケーターです。

実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか十分な検証を行うことをおすすめします。