算出期間の異なる8種類のストキャスティクスをまとめて表示するMT5インジケーター「stochastic-x8」
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ストキャスティクスのパラメーター設定で迷った経験はないでしょうか。
「stochastic-x8」は、算出期間の異なる8種類のストキャスティクスをまとめて表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
ストキャスティクスのパラメーターを調整したい方
ストキャスティクスをよく使用する方
この記事では「stochastic-x8」について解説します。
stochastic-x8の概要
「stochastic-x8」を起動するとサブウィンドウ上に、8種類のストキャスティクスが表示されます。
「stochastic-x8」では、一定の割合で算出期間を増加させたストキャスティクスを表示。
通常のストキャスティクスではパラメーターを変更しながらインジケーターの挙動を確認する必要がありますが、「stochastic-x8」であれば設定値の違いによる挙動の変化を効率的にチェックできるでしょう。
stochastic-x8を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
stochastic-x8のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
stochastic-x8のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
the K period (the number of bars) for %K line calculation |
%Kの算出期間 初期値:12 %Kの算出期間を設定します。 |
smoothing period for %D line calculation |
%Dの算出期間 初期値:8 %Dの算出期間を設定します。 |
Deceleration value |
スローイング期間 初期値:5 スローイング期間を設定します。 |
Periods additional multiplying ratio |
算出期間の増加率 初期値:1.2 算出期間の増加率を設定します。 |
Smoothing type |
平滑化方法 初期値:MODE_LWMA 平滑化に用いる移動平均の種類を設定します。 |
Stochastic calculation method |
適用価格 初期値:STO_CLOSECLOSE ストキャスティクスの算出に用いる価格を設定します。 |
「the K period (the number of bars) for %K line calculation」「smoothing period for %D line calculation」「Deceleration value」は、%Kと%D、スローイング期間を設定するための項目です。
設定した値に応じて、ストキャスティクスの反応速度が変化します。
「Periods additional multiplying ratio」は、算出期間の増加率を設定するための項目です。
「stochastic-x8」は、8種類のストキャスティクスのパラメーターを個別に設定するのではなく、算出期間を増加率に応じて追加したストキャスティクスを算出する仕組みを採用しています。
大きな値に設定した場合は、追加される算出期間も長くなります。
「Smoothing type」は、ストキャスティクスに用いる移動平均の種類を設定するための項目です。
初期設定では加重移動平均が選択されていますが、単純移動平均や指数平滑移動平均に変更することもできます。
まとめ
「stochastic-x8」の特徴をまとめると以下のようになります。
8種類のストキャスティクスをまとめて表示する
一定の割合で算出期間を追加して各ストキャスティクスを算出
「stochastic-x8」は、ストキャスティクスのパラメーターの違いによる動作の変化を確認したい方に向いているインジケーターです。
一度に複数のストキャスティクスを表示できるので、パラメーターの設定を調整したい場合などに活用できるでしょう。