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MACDのストキャスティクスを表示するMT5インジケーター「Schaff_trend_cycle」

更新日時:

Schaff_trend_cycleスクリーンショット

MACDの反応速度に不満を感じたことはないでしょうか。

「Schaff_trend_cycle」は、MACDをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. MACDの反応速度に不満を感じている方

  2. 動きの速い相場で取引している方

この記事では「Schaff_trend_cycle」について詳しく解説します。

  1. Schaff_trend_cycleの概要
  2. Schaff_trend_cycleを表示する方法
  3. Schaff_trend_cycleのパラメーター解説
  4. まとめ

Schaff_trend_cycleの概要

「Schaff_trend_cycle」(STC)は、MACDをベースにストキャスティックを算出したものです。

1990年代にDoug Schaff氏によって、MACDの価格への反応速度を改善する目的で開発されました。

STCはMACDのスローストキャスティックを算出したもので、25以下で売られ過ぎの可能性を示し、75以上の場合は買われ過ぎの可能性を示しています。

標準の設定では、25と75の水準にラインが表示されない為、インジケーターのプロパティウィンドウ(後述のパラメーターを設定するウィンドウ)の「レベル」から25と75を示すラインを追加する必要あります。

他のオシレーター系のインジケーターと同様に、トレンド相場内ではSTCが上限/下限に張り付いたままになりますが、通常のストキャスティックと比較してノイズが少なくなっている為、トレンド相場内で早計な反転シグナルを出すケースも少ない様です。

オシレーター系の指標は、トレンド相場では機能しなくなる場合が多いので、このインジケーターを使用する際には、トレンド/レンジ相場を見極める必要があるので、他の指標と組み合わせて使用した方が良いでしょう。

Schaff_trend_cycleを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Schaff_trend_cycleのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Schaff_trend_cycle

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Schaff_trend_cycleのパラメーター解説

Schaff_trend_cycleパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Schaff period

ストキャスティックを算出する期間

初期値:32

ストキャスティックを算出する期間を設定します。

Fast EMA period

短期EMAの期間

初期値:23

MACDの短期EMAを算出する期間を設定します。

Slow EMA period

長期EMAの期間

初期値:50

MACDの長期EMAを算出する期間を設定します。

Smoothing period

平滑化期間

初期値:3

ストキャスティックを平滑化する期間を設定します。

Price

適用価格

初期値:close

Schaff_trend_cycleの算出に用いる価格の種類を設定します。

「Schaff period」は、ストキャスティクスの算出を設定するための項目です。

設定した期間に応じて、「Schaff_trend_cycle」の最終的な反応速度が変化します。

「Smoothing period」は、ストキャスティクスの平滑化期間を設定するための項目です。

大きな値に設定するほど平滑化の度合いが強くなり、ノイズも少なくなります。

まとめ

「Schaff_trend_cycle」の特徴をまとめると次のようになります。

  1. MACDのスローストキャスティックを算出したインジケーター。

  2. 25以下で売られ過ぎ、75以上で買われ過ぎと判断する。

「Schaff_trend_cycle」は、MACDの反応速度に不満を感じている方に向いているインジケーターです。

価格の変化が激しい相場で取引している方は、一度試してみると良いでしょう。